利用料金 2年間12,000円
2022年1月施行の電子帳簿保存法に対応する為に請求書等のpdf文書に電子著名を行い、著名後に文書をロックすることにしました。以下の手順で行いました。
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株式会社帝国データバンクとデジサート・ジャパン社の電子証明書である TDB DigiCert 電子認証サービス Class2 利用料金 2年間12,000円をPCにインポート
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Adobe Acrobat 9 で文書に電子著名を追加します。
しかし、著名パネルを見ると「著名時刻は著名者のコンピータの時計に基づいています。」と表示されています。これでは、日付時刻を改変出来、日付時刻の証明にならないので、ここの時刻をタイムスタンプ局の日付時刻に変更します。

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Adobe Acrobat 9 の電子著名の日付時刻をタイムスタンプ局の時刻に変更します。
Adobe Acrobat 9 での設定方法は、「アドバンスト」-「セキュリティ設定」-「タイムスタンプサーバー」-「新規」で設定を行います。

- フリーで使えるタイムスタンプサーバ – InfraWare, Inc-を読んで、
apple.com(URL:http://timestamp.apple.com/ts01)を設定。
- デジサート社のタイムスタンプサーバを使用するので、
タイムスタンプサーバの変更に関するお知らせを読んで、
Authenticode TSA(URL:http://timestamp.digicert.com/?alg=sha1)も設定。
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その後Authenticode TSAをタイムスタンプサーバーのデフォルトに設定。

設定後デフォルトには左側に★印が付きます。
- フリーで使えるタイムスタンプサーバ – InfraWare, Inc-を読んで、
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タイムスタンプサーバーの設定が終わったら、一旦電子著名を削除してもう一度追加します。追加すると、最初の1回だけは、下記のタイムスタンプサーバーへの接続許可が表示されるので、許可します。

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下図の電子著名された文書の右上の「著名バネル」の楕円ボタンを押し、著名バネルを表示すると、下図の様に「埋め込みタイムスタンプが著名に含まれています。」となっています。

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「電子著名者」(上図では右上の赤枠部分)-「著名のプロバティ」-「著名を検証」を押し、「日付/時刻」タブを選択すると、「著名のプロバティ」の日付と時刻が表示されます。タイムスタンプ局が「DigiCert Timestamp 2021」、「著名にタイムスタンプがあります。」に変わっていることを確認します。

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タイムスタンプ局右の「証明書を表示」を押すと、証明書ビューアが表示され、鍵がタイムスタンプにも使用されていることがわかります。

以上でAdobe Acrobat 9でpdfファイルにタイムスタンプ付の電子著名ができました。今後はAdobe Acrobat の pdf 文書に電子著名を追加して著名後に文書をロックするだけでよくなります。これをお客先にメールで送れば、お客先は送られてきたファイルをそのまま保存するだけになります。(実施する場合は、税務署等に確認して自己責任でお願いします。)
ちなみにファイル名も20220131_請求書_制御設計_¥10000.pdf(日付_文書名_会社名_金額.pdf)の様にすると喜ばれるかもしれません。

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